Coming of Age Day

1月8日、松飾がとれたらや直ぐに成人の日。きのうまでの旅はおわり、また新しい旅立ちが始まる。さらば昨日。みなそれぞれに、『立派な大人になりたい』『ちゃんと自分の考え・意見をも
って、ブレない芯のある人間になりたい』などと成人の誓を立てた若人も多いのではないだろうか。しかしながら、成人の日は、たんなる”通過儀礼”に過ぎない。まして人生百年時代を迎えていることをおもえば五分の一にも満たない。とはいうものの、通過儀礼としても成人の日を迎えたのだから、つねづね思ってきた、言葉のもつ重みを考える機会としたらどうだろうか。「ひとは、一つの言葉で絶望することもあるが、生かされていることもある。」さりげない一ことこそが求められる。社会情勢が変化している今だからこそ、誰もが、マインド情報をアップすることが重要となってきている。マインドに入り込むもの五感、とりわけ、言葉は重要だ。ひとの問題・悩みを聴くポテンシャル、蓄積された経験やスキル、それをひとに伝える表現力。ひとが、その置かれた場所から一歩前方を向いたとき確実に進歩することは皆が知っている。それをきっかけに新たな人間関係やチャレンジが生まれる。平易な言葉を選び、的確な表現、曇りのない視野、なにかをひとに伝えることに、たけたひとに共通する。そのようなことを、とおい昔に成人の日を通り過ぎてきたものの抱いた、雑感である。